月夜のグリムノート

月夜のグリムノート──
月明かりに照らされた静かな森で、忘れられた童話たちがそっと目を覚ます。

ピアノの音色は、古びた物語の1ページ。
夢と現実のあわいで、やさしい旋律が心を包み、眠りへと導いてくれるでしょう。

ひとつひとつの楽曲は、まるで誰かの記憶に残された“語られなかった物語”。
「森の小さなランタン」や「時計職人の子守唄」といった曲名が紡ぐのは、童話の裏側にひそむ、静かな情景と優しい感情です。

音の行間には、懐かしさや、少しの哀しみ、そして深い安らぎが流れています。
それはまるで、物語の続きを夢の中で読み進めるような感覚。

眠る前のひととき、心を静かに整えたい夜に──
『月夜のグリムノート』は、現代の“眠れる森”にそっと差し込む、音のランタンとなることでしょう。

01 まどろむ姫と静かな夜の調べ
02 森の小さなランタン
03 糸車のささやき
04 銀のりんごの木の下で
05 時計職人の子守唄
06 ろうそくの灯と木靴の音
07 月明かりの鏡
08 夢への階段に舞う羽根
09 夜を縫う金の糸
10 星が読む童話の夜